【第3話】シムにヤスリ加工で滑り防止!ピナレロのシートポスト問題に突破口

「シムに傷をつければ滑らないかも?」
そんなアドバイスから始まったのが、シムの内側にヤスリ加工を施すという新たなアプローチ。
この記事では、表面処理の工夫・トルク管理なしでもズレない実走テスト・軽量化と調整性の向上などを実体験ベースで紹介します。
この記事でわかること
- シムの内側にヤスリ加工を施す方法と効果
- サドルの横ズレ防止に成功した実走テスト
- 軽量カーボンポストへの交換と調整性の向上
- 使用したシムのメーカーと入手方法
シートポスト問題を諦めない
アドバイスをもらう
シートポストシムは使えなかったと、かつらぎ町のイケメンに報告したら、シムを削って溝を作ったらいけるとのアドバイスをもらいました。
試す価値あり
あ!シートポストに傷をつけることは考えましたが、傷だらけにするのは嫌だから検討外にしていましたが、シムに傷をつけることは考えもしなかったです。
頭が固くなっているなぁ〜。
実験
会社の帰りに100均で、ヤスリを買ってきました。
丸型が欲しかったのですが、平型しかなかった。
現状確認
シムの内側に、少し傷が見えますが、表面はツルツルです。
表面に傷をつける
ヤスリを使って、シムの内側に傷をつけていきます。
荒い表面にする
削るよりも荒く傷をつけるように、やすりがけの結果です。
少し傷が入った程度です。
装着
これを、またピネオに装着しました。
何度もテストは面倒
またサドルを交換するのが面倒なので、別のサドルでテストしました。
締め付けトルク?
結果は、締め付けトルクくらい(トルクレンチがないので適当)まで締め付けました。
問題なさそう
乗っている感じは問題なし。(体重をかけてもズレませんでした。)
サドルへ横方面に体重をかけて動くかテストしてみました。
今の所は横にずれるなどの問題は無くなりました。
結果
とりあえず使えそう
また、別のトラブルが出てきそうですが、シートポストが無駄にならかったぞ!
使用部品
購入したシムは、gen well(岩井商会)が扱っている「シートアジャストシム」です。
http://www.iwaishokai.co.jp/detail.php?category1=35TEKTRO%20TEKTRO&sn=348
(現在、商品の取り扱いがなくなっています)
見た目を気にしないのなら、古いピナレロバイクでφ31.0mmのシートポストで悩んでいる人は試してください。
感想
φ27.2mmのポストが使えると、選べる幅が一気に広がります。(見た目は悪くなるけどね)
安くカスタムをする知恵?
ヤフオクで買った安物のカーボンシートポストに交換して、約100g軽くなりました。
2本のボルトでサドルを固定できるので、サドルの高さや前後位置を変更しやすくなりました。
やったね!
【まとめ】“滑り止めは、シム側に工夫を”——ヤスリ加工で固定力を高めるDIYテクニック
今回の作業では、シムの表面処理を工夫することで、滑りやすいカーボンポストでも安定した固定が可能になりました。
軽量化と調整性も向上し、DIYならではの工夫が光るカスタム成功例です。
シリーズ投稿
古いピナレロフレームのシートポスト交換体験記
シートポストシム導入

トラブル続出

交換完了
