バラ完
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[GIANT TCX]ハイブリッドブレーキでシクロクロス組

みぞお
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シクロクロス

友人から、GIANT TCXのフレームを買ったので、以前ロードバイクで使ったコンポを使いまわして組みなおしたいと依頼を受けました

S-WORKS TARMAC SL3

売るつもりだったターマックをバラして、そのコンポを使うことにしました

[S-WORKS TARMAC SL3]ジャンクフレームと中華パーツでロードバイク組立
[S-WORKS TARMAC SL3]ジャンクフレームと中華パーツでロードバイク組立

SENSAH EMPIRE 11s

コンポーネントはアリエクで個人輸入したものです

AMAZONでも購入できます(少し値段が高いけど、すぐに手に入る)

GIANT TCX

アルミフレームだけど、とても軽く、カーボンじゃないかと疑いたくなるフレーム

ディスクブレーキ

以前は、キャリパーブレーキだったのですが、TCXはディスクブレーキです

マウント形式

ブレーキキャリパーの形状が、MTBと同じユニバーサルマウント

ディスクキャリパーの形状
  • ユニバーサルマウント
    • MTBなどで採用されている形状
    • フラットマウントとは互換がない
  • フラットマウント
    • ロードバイクで採用されている形状
    • アダプターを使用すると、ユニバーサルマウントが使える
  • その他
    • 他にもあるが、まず見かけることがない少数派なので割愛

ハイブリッドブレーキ

紐引きのディスクキャリパーは、選択肢が少なく、価格=性能がはっきり出るので、少し違う選択肢で、油圧と紐引きを組み合わせたハイブリッドブレーキを選びました

ハイブリッドブレーキ

メリット

  • ケーブルのメンテナンス性の良さ
  • 油圧の強いブレーキ性能

2つの長所の80%くらいの性能を掛け合わせたようなもの

デメリット

  • 選択肢が少ない(ほぼ中華パーツ)
  • ブレーキの引きが重くなる
  • 交換パーツが入手できない(壊れたら交換)
  • ブレーキパット互換性が分かりにくい

組立

ケーブルがフル内装のシクロクロスを組んでいきます

ケーブルワークが鬼

この設計をした人は、後先考えない人だろうと思うくらいケーブルを通しにくかった(バラすときはインナーを通してください)

友人のこだわりで、白アウターケーブル(ベックオンで安く買える)

ダウンチューブ

ダウンチューブ1か所に2本のシフケーブルを通します

1.インナーケーブルをガイド代わりに通す

2.インナーケーブルにアウターケーブルを通す(インナーケーブルは抜いておく)

ここ以外も、鬼のようなケーブルワークでした

SENSAHのシフトケーブル

通しにくいというと、SENSAHのレバーもインナーケーブルを通しにくい

本体の中(下部を通す)で無理やり曲げないといけないのだが、もう少し設計を考えてほしい

TCXはケーブルを通しにくい

フルアウターのフレームは大変作業をしにくいのですが、見た目がシンプルそうに見えるTCXは難しいフレームでした

ブレーキ

Amazonで「ZOOM HB-100」を購入しました(友人が)

色を選べたのですが、赤にしたそうです

ローターサイズ

標準の状態では、前後とも140mmローターに対応した設計でした

フロントは友人のこだわりで、アダプターを入れて、160mmに変更

140mm

リアは、設計がギリギリなので、140mmしか使えません

アダプターを入れたらギリギリすぎる形状

BBはPF86

この当時流行っていた圧入タイプのBB

以前、別のフレームで使う予定で買っていたがスラムにしたので、使い道がなかったBB

[エヴァ推し]初号機っぽいデザインだったので組んでみた
[エヴァ推し]初号機っぽいデザインだったので組んでみた

アルミの圧入は楽

カーボンのように、割れる心配がないので、圧入が楽

クランクは50-34T

ロード用にかったクランクを使いまわし

FD台座の位置では、このサイズが限界のようです(シクロに52とか使う人おらん)

部品調達

作業は、ここで一旦終了して、ホイールを探す

ディスク用クイック仕様のホイール

クイック式のホイールは、すぐにスルーアクスルに変わったため、種類が少ない(探すのが大変でした

バイチャリ美原店

ネットで見つけたので、現物を確認に行きました(チャリで)

綺麗なものだと友人に報告したら、買っておいてと言われて、購入しました

購入

チャリで出かけたついでに立ち寄ったので、持って帰られず、配達してもらいたいといったら、無理と言われました

結局ネットで購入しました

Lightning ALPAINE

どっちがブランド名と商品名か分からない台湾の新興メーカーのホイール

タイヤ

タイヤは、新古品で買ったパナレーサーのグラベルキング(32)と、ブリヂストンの軽量チューブを使いました

作業再開

ホイール問題が解決したので、組んでいきます

リアディレイラー

SRAM(SENSAH)はシマノと互換があると勘違いして、RD-5800GSを使っていたら、全然変速調整ができませんでした

互換性なし

レバーの引き幅とディレイラーの引き幅が違うので、動作が合いませんでした(MTBのコンポでFDは出来たので、RDも出来ると思い込んでました)

SENSAHで統一

11-34スプロケットを使いたかったのですが、11-28しか使えないSSになりました

GSを買ったら、またお金がかかるし、SSが無駄になるので、この判断になりました

チェーン

先のターマックで組んだチェーンを使いまわしたかったのですが、長さが足りないので新しいものをつかいました

ミッシングリンク

ミッシングリンクは、最後の固定をするときは、専用工具をもっていないので、ペダルを踏んでいる

フロントチェーンリング近くにミッシングリンクを移動しておいて、体重をかけて”カチッ”と音がするまで体重をかけます

ホイール

ローターは6穴仕様です

ネジ山はヘキサ(星形)

このネジって、なぜか星形ネジなんですよね

T25をつかって締めていきます

最終トルクは大事

それぞれのバランスを確認して、トルクレンチを使って、しっかり締め付けました

調整

組みあがったのですが、どうしても変速が調整できません

ディレイラーハンガー

名前の呼び方が統一されないフレーム本体の部品が傷んでいました

中古なので仕方ないですが、超曲がっていました

名称はなんだ

このパーツの名前は?

  • ディレイラーハンガー
  • エンド金具
  • リプレイスエンド
[SCOTT AFD SPORT修理]リプレイスエンド交換
[SCOTT AFD SPORT修理]リプレイスエンド交換

Amazonで購入

フレームの型番などで検索すると、互換品が買えます

新旧比較

お約束の新旧比較

曲がりすぎ

ここまで曲がっているので、派手に転んでいるので、フレームがカーボンだったら破壊されているでしょうね(他に破損はないか、しっかり確認しました)

付属ネジ使えない

中華製のパーツに付属するネジは大体長いので、元のネジを使いました

分厚い

互換ディレイラーハンガーは、純正より少し分厚い

色が一緒で分かりにくいが、少しはみ出しています

仕上げ

変速調整も出来たので、仕上げです

ケーブルをまとめる

ハンドル回りのケーブルに余裕をもたせているので、邪魔にならないようにタイラップ留め

バーテープ

友人から赤のバーテープが良いと言われたので、ベックオンの年末セールで買ったものを使いました

崩壊

古いバーテープではよくあることですが、パッケージから出したら、崩壊しました

別のもの

これも年末にウエムラサイクルパーツで買ったバーテープを使いました

大丈夫

これは大丈夫そうでした

巻く

普通の丸ハンドルなので、丁寧に巻くだけ

エンドキャップ

キャットアイのイベントブースでもらったものを使いました

完成

部品調達や友人から荷物を預かれなかったりして、時間がかかりましたが、組みあがりました

試走

友人に渡す前に、変速やブレーキなどを確認するため、少し乗りました

ブレーキに不満

紐引きよりは効くけど、あまりいいフィーリングじゃないなと友人に報告

調整可能

友人から、芋ネジで調整できると連絡をもらいました(ネット情報)

このネジで調整できるみたいです

調整

アーレンキー(2㎜)を使って、締め付けていきます(初期は開放状態)

ローターとパットが当たるギリギリまで締め付けました

ケーブルの引きを調整しないと重くて引けない

もともとケーブルを張り気味にしていたのですが、少し余裕のある長さにして遊びを作りました

結果良し

完全な油圧よりは利きは弱いですが、しっかり止まるようになりました

まとめ・完成

調整もしっかりできて、完成しました

中古フレーム

前オーナーが何か理由があって手放しているので、状態が悪い場合がある

ディレイラーハンガー

今回は修理可能な破損でしたが、直せないものが出てくる場合がある

消耗品

ヘッドパーツなどの消耗品も傷んでいる可能性がある(友人が必要なら変えると言ってます)

フル内装フレーム

フリマなどで売るために自分でバラす人は、ケーブルを外す前にライナーを通しおいてください(作業が超面倒)

ハイブリッドブレーキ

油圧とケーブルのいいところ取りしているので、不満点はあるけど使いやすい

調整必須

しっかりブレーキが利くように、細かい調整が必要です

引きは重い

フルアウターケーブルが影響しているとは思いますが、ブレーキの引きは重い(力のない女性などには向かない)

セールのバーテープ危険

安いから買ったけど、劣化している可能性がありますね(少し前に流行ったバーテープは特に危険)

結果良し

組み立てるのに時間はかかしたが、納得できる仕上がりになりました

あとは

忙しい友人にいつ渡せるかが、最大の問題です

再び調整

ブレーキの引きは何度か調整して友人に渡したのですが、フィーリングが悪いので、再度調整することになりました

フレキシブルケーブル

特にリアブレーキの引きが重いので、キャリパー導入時に急激な曲がりが原因だと考えられます

フレキシブルケーブルを使って、曲がりを緩やかに調整しました

160mm化

リア140mmでは下りの制動力に不安があるので、160mm化しました

ローター径160mmを180mmに変換するアダプターを使って、140mmを160mmに変更しました

フロント調整

フロントは、ケーブルに余裕を持たせたルーティングにして、調整し直しました(一度違うことを試しているので、別の方法を試しました)

これでも、重いならフロントにもフレキシブルケーブルを通す予定

ローター交換

前後違うブランドでもいいのですが、新品1セット送ってくれたので、交換しました

ゆがみ調整

質の問題なのか、取り付けると振れが大きいので、地道に調整しました

交換終了

特にリアブレーキの引きが軽くなったので、乗り心地は良くなると思います

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おっさんサイクリスト
自転車趣味歴だけは長いサイクリスト。レースは観戦するもので、自転車旅を楽しんでいます。西日本を中心に活動しています。
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