洗車・メンテナンス
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“なんかフラつく”の正体はコレだった!DAHONのガタつきを直す「トーフ」交換記録

みぞお
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

長年連れ添った愛車、DAHON。しかし最近、ペダルを漕ぐたびに、ハンドルの根元あたりから「カクン」と微かな感触や、まっすぐ走っているはずなのに“なんかフラつく”という、言葉にしがたい不安を感じていませんか?

ヘッドパーツを締めても、ホイールを確認しても、原因不明。その不具合の正体は、多くの場合、折りたたみヒンジ内部にある、通称「トーフ」と呼ばれる、小さな樹脂パーツの摩耗です。

この記事では、そんなDAHON特有の持病とも言える「ガタつき」を、DIYによる「トーフ交換」だけで、驚くほど簡単かつ安価に解決した、一部始終の記録をお届けします。

新車だった頃の、あのカッチリとした剛性感と安心感。それ、取り戻せますよ。

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DAHONのフロントガタツキ問題

折り畳み可能小径車のダホンは、フロント周りがガタガタと揺れて、乗り心地が悪くなります

ダホンの乗り心地が悪くなったら、これを確認すれば大体直りますよ

対処法

大きく3つの方法で解決できます

  • 折り畳みのレバーをしっかり締める
  • フロントのネジをしっかり締める
  • トーフを交換する

折り畳みのレバーを締める

作業レベル:初級(簡単)

組立てる時などに、力をかけたくなくて緩めに締めていると、ネジが緩んでガタガタと揺れますので、締め直しをしてください

説明不要なくらいすぐに対処できる方法です(靴ひもを緩くして履くような感覚で、事故の元)

フロントのネジを締める

作業レベル:上級編

ネットを検索すると、最初に出てくるのがこの方法

真ん中のネジを締め直す作業(はっきり言って面倒)

トーフ交換

作業レベル:中級編

小さな部品ですが、大事な部品を交換します

フロントを畳んだ時に見える白い四角のパーツです(見た目から通称”トーフ”)

正式名称はありますが、それを言って通じる自転車屋はいないので、ダホンハンドルの取付位置の白い四角パーツ(トーフ)でいいと思います

トーフ価格(ダホン用パーツ)

フリマサイトなどで、1個1,000円弱が相場のようです

amazonでは、超割高なものが売られています(でも、売れている不思議)

フロントのネジを締める

六角レンチ(10㎜と6㎜)を用意すれば作業できます

横のネジを緩める

必要な工具:6mm六角レンチ

大きなネジを締めるために、横のネジを緩めます

このネジを緩めないと、上の大きなネジを調整できません(緩み防止)

このネジが緩んでいることが一番の原因ですが、これだけ締め直しても意味がない

大きなネジを締める

必要な工具:10mm六角レンチ

真ん中の大きなネジをしっかり締めるのですが、締め付けすぎるとハンドルが動かなくなる面倒な作業

感覚的ですが、締め付けてから、1/4戻す(緩める)位で大体OKです

横のネジを締める

必要な工具:6mm六角レンチ

先程緩めたネジを締めつけます(しっかり締める)

規定トルク値がありますが、人の手で締め付けられるまでやってOKだと思います(トルクレンチなんて普通持っていない)

やることは簡単だけど

真ん中の大きなネジをしっかり締めるのですが、やりすぎるとハンドルが動かないので、調整が面倒です

何度かやり直して、心地よい動きに調整してください(感覚的な話)

トーフ交換

文面だけ見ると何のことが分かりませんが、長く使っているダホンだと、これが破損してます

取り外して写真を撮っていますが、左が古いもので真ん中に亀裂が入っています(割れています)

価格・入手方法

自転車屋に相談すれば、大体取り寄せてもらえますし、ネット通販で購入できます

大体880円です(少し前まで660円だったのに、値上げが続いていますね)

メルカリで探す

メルカリ(ダホン+トーフ)検索結果

調整でなんとか

この部品が割れていない場合は調整で、改善できます

必要な工具:8mmスパナ

白い部品の根本のネジを回して、隙間を減らします

正ネジなので、時計回りで締めます

部品が手に入るまで自転車を使うと思うので、応急処置ですが締めておいた方がいいです(締めすぎると割れます)

交換方法

必要な工具:3mm六角レンチ

作業は簡単です

取付ネジを緩める

見えているねじと、トーフ側の根元に同じサイズのネジがあるので緩めます

部品を外す

ネジの間にバネが入っているので、そのままの形を崩さないように注意してください

ハンドルを少し起こすと、簡単に外れます

トーフ交換

トーフを交換します

10年位使っているので、割れて欠けています

戻す

外す時の逆の手順でもどします

調整

必要な工具:8mmスパナ

取り付けるだけで、一応大丈夫だと思いますが、調整しましょう

以上で終了です

乗り心地改善

乗り心地改善を目指したカスタムを行いました

“乗りにくい”を“快適”に変える!DAHON ROUTEのポジション改善カスタム記録
“乗りにくい”を“快適”に変える!DAHON ROUTEのポジション改善カスタム記録

追記

トーフ交換でしっかり固定できるようになったのですが、またフロントが緩んできました

原因

フォークを固定する部品を取り外しました

トーフを固定するネジが、削れて少し瘦せていました

ゆるみ止め

ネジで固定するのが大半の自転車では、ゆるみがよく起こるのですが、使うのは初めてです

塗布して固定

青い液体を数滴ネジに垂らして、元に戻しました

経過観察

締め付け効果は、高い

もう動かさない位のつもりで、強度の高いものでもよかった気がします(ほとんど触らない部品なので)

まとめ

ダホンのフロント周りのガタツキは、簡単な作業で修正できます

交換する場合は、自転車屋でダホンのトーフをくださいと言って、部品を手に入れてください(なにそれ?と恥ずかしい思いをしたらすみません)

ネット購入

ネットでは「ダホン トーフ」で検索がヒットするので、そちらで購入してください

2個セットで、1500円くらいでした

ヤフオクで探す

Yahoo!オークション(ダホン+トーフ)検索結果

メンテナンス大事

作業は簡単なので、違和感を感じたらすぐに修理・調整をして、安全に自転車を楽しんでください

トーフ交換で感じた、“安心感”と“乗り味の変化”

ガタつきの原因がわかると、対処もスムーズ

最初は「どこが悪いのかわからない」状態でしたが、トーフの劣化や緩みが原因とわかれば対処は簡単
交換後は、ハンドルの剛性感が戻り、段差でもブレにくくなりました

締めすぎ注意!割れやすい素材に要注意

トルクレンチがなくても手締めでOKですが、締めすぎるとパキッと割れるリスクも。
「ちょっと不安定かな?」くらいで止めておくのがコツです。

“トーフ”という呼び名が意外と便利

正式名称はあるものの、自転車屋では「DAHONのトーフください」で通じることも多いです。
恥ずかしがらずに伝えてみると、意外とスムーズに部品が手に入るかもしれません。

まとめ

今回は、多くのDAHONオーナーを悩ませる、フレームヒンジの「ガタつき」の原因である、通称「トーフ」の交換記録をご紹介しました。

作業を終えた愛車は、あの“フラつき”が嘘のように消え去り、新車のような剛性感を取り戻してくれました。このシンプルながらも効果絶大なメンテナンスから得られた、3つの結論を共有します。

  1. DAHONの「ガタつき」は、故障ではなく“消耗”である
    • フレームが壊れたのでは…という不安を抱く必要はありません。多くの場合、原因はこの「トーフ」という消耗パーツの摩耗です。ブレーキパッドと同じように、定期的に交換すべき部品だと考えましょう。
  2. 修理は、驚くほど「安く」「簡単」にできる
    • 専門の自転車店に頼まなくても、数百円のパーツと基本的な工具さえあれば、誰でもDIYで交換可能です。愛車の構造を理解する、最高のきっかけにもなります。
  3. 取り戻せるのは、剛性感という名の「安心感」
    • 交換後に得られる最大の恩恵は、カッチリとした乗り心地、すなわち「安心感」です。フレームと一体になって走るあの感覚が戻ってくることで、あなたのDAHONは、再びかけがえのない最高の相棒になります。

もし、あなたのDAHONが“なんかフラつく”と感じ始めたら、それは愛車があなたに送る「メンテナンスのサイン」です。ぜひこの記事を参考に、あなた自身の手で、最高の乗り心地と安心感を取り戻してあげてください。

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おっさんサイクリスト
自転車趣味歴だけは長いサイクリスト。レースは観戦するもので、自転車旅を楽しんでいます。西日本を中心に活動しています。
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