【初心者向け】ブレーキワイヤー前後交換に挑戦|作業手順と費用を詳しく解説

はじめに
「最近ブレーキの効きが悪いな…」と感じたことはありませんか?
この記事では、ママチャリ(シティーサイクル)のブレーキワイヤーを自分で交換した体験をもとに、作業の流れや必要な工具、費用の目安をわかりやすく紹介します。
自転車屋さんに頼む前に、自分でできるかどうかの判断材料として、ぜひ参考にしてください。
交換のきっかけ
ブレーキの効きが甘くなってきたと感じたら、それはワイヤーの劣化が原因かもしれません。
特にママチャリは長年メンテナンスされないことも多く、5年以上無交換というケースも珍しくありません。
安全のためにも、定期的な点検と交換をおすすめします。
かかった費用と相場比較
実際にかかった費用:ブレーキワイヤー代 約1,000円(前後セット)
ホームセンターや通販で購入できるシマノ製やキャプテンスタッグ製のブレーキワイヤーセットを使用。
工具はすでに手元にあったため、追加出費はありませんでした。
自転車店に依頼した場合の相場:
店舗名 | 費用の目安(前後交換) |
---|---|
サイクルベースあさひ | 約4,500〜5,000円(部品代+工賃) |
街の自転車屋さん | 約4,000〜5,000円(内容により変動) |
※価格は2025年6月時点の参考値です。店舗や地域によって異なる場合があります。
費用内訳
サイクルベースあさひ【公式料金表より】
- 前ブレーキワイヤー交換:1,760円(税込)
- 後ブレーキワイヤー交換:1,760円(税込)
- 合計:3,520円(税込)+部品代
※部品代(ワイヤー前後セット)は約1,000〜1,500円が一般的
トータル費用:約4,500〜5,000円程度
街の自転車屋(例:リンタロウ)
- 前:1,500円、後:1,600円(計3,100円)+部品代
- 部品代込みで約4,000〜5,000円
ブレーキワイヤー交換の作業の流れ
ママチャリのブレーキワイヤー交換は、基本的な工具があれば自分でも行える作業です。以下は、前後ブレーキワイヤーを交換する際の一般的な手順です。
- 古いワイヤーの取り外し
- ブレーキレバー側のワイヤーキャップを外す
- ブレーキ本体の固定ボルトを緩めて、ワイヤーを引き抜く
- アウターケーブルも必要に応じて取り外す
- 新しいワイヤーの準備
- 古いワイヤーと同じ長さにアウターケーブルをカット
- 切断面をヤスリなどで整える
- アウターの内側にグリスを塗布(滑りを良くするため)
- エンドキャップを取り付ける
- 新しいワイヤーの取り付け
- ブレーキレバーにインナーワイヤーを通す
- アウターケーブルをフレームに沿って設置
- ブレーキ本体にワイヤーを通し、適切な張り具合で固定
- ブレーキの調整
- レバーの引きしろを確認し、アジャスターで微調整
- ブレーキがしっかり効くか試走して確認
- 仕上げ
- 余ったインナーワイヤーをカット
- ワイヤーキャップをかぶせてペンチでかしめる
実際の作業内容(体験記)
実際にブレーキワイヤーを交換した体験記
メンテナンス大事
ママチャリのブレーキワイヤーを交換してみました。

フラットバーのクロスバイクみたいなもの
構造は、フラットバーのブレーキと同じでした。
パーツは自転車屋で購入
同じだから、ワイヤーはロードバイクでお世話になっているショップで購入です。

アウター2mとタイコ付きのインナーケーブル2本を購入しました。
(サービスでアウターキャップなどをつけてくれました)
工具はあるものを用意
工具は、MTBなどのフラットバーのメンテと同じものと、アーレンキーを使わずにソケットレンチとスパナを使いました。
リアワイヤーを外す
古いワイヤーを外します。

ねじ類は固着している
購入してから6年くらいは、一度も緩めたことがないから少し固着していたけど、潤滑油をなじませたら、緩みました。
ワイヤーの長さを調整
アウターの長さを古いものと同じ長さに切って、先端を整えて、交換しました。

インナーワイヤーを通して調整
インナーも通して、ブレーキのあたりを調整して固定です。

ここも固着している
固定して、アジャストネジを8mmと10mmのスパナで調整して、不要な長さのインナーケーブルをカットして、エンドキャップをかぶせて、リアは終了です。
フロントも同じ工程
フロントも同じく、アウターの長さを整えて、インナーケーブルを通して、ブレーキ当たりを調整して、終了です。

作業をしてみた感想
ロードのキャリパーブレーキと比べると、本体がきっちり固定されていないから、結構曖昧だけど、きっちりブレーキは効くのが、すごいです。
所要時間
交換作業は30分くらいで、終了です。
ロードバイクでは考えられないノーメンテ
ロードなどのスポーツバイクだと2年も同じワイヤーだと不安なのに、6年も使い続けてトラブルのないシティーサイクルって、すごいですね。
まとめ
ママチャリのブレーキワイヤー交換は、比較的簡単なDIYメンテナンスのひとつです。
必要な工具も少なく、費用も抑えられるため、安全性を保ちながらコストも節約できます。
「自分でやってみようかな」と思った方は、ぜひこの記事を参考にチャレンジしてみてください。
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