【ロードバイクDIY】“余りパーツ”と中古フレームで1台組める?知識ゼロからの「バラ完」奮闘記【要約版】
自転車趣味を続けていると、いつの間にか増えていくハンドル、サドル、ディレイラー…。そんな“余りパーツ”の箱を眺めながら、ふと危険な考えが頭をよぎりませんか?
「これ、もしかして…もう一台組めるんじゃないか?」
この記事は、そんな素朴な好奇心から始まった、知識ゼロからのロードバイク「バラ完」プロジェクト、その全記録です。
しかし、それは決して平坦な道のりではありませんでした。やっとの思いでヤフオクで落札した中古フレームには、まさかの不具合が。次々と発覚するパーツの規格違い。これは、華麗なチュートリアルではなく、試行錯誤と失敗、そして発見に満ちた、リアルな「奮闘記」です。
もしあなたが「いつかは自分の手で一台組んでみたい」と夢見ているなら、この正直な記録が、最高に勇気の出る教科書になるはずです。
この記事は2011年の体験記をまとめたものです。専門的な知識なしの自転車好きがDIYで部品調達・組立チャレンジプロジェクト

フルバージョンが長すぎるので、要約版を作成しました。
プロジェクト始動:フレーム調達の壁
まずはベースとなるフレームが必要です。 「予算をかけずに組む」がテーマのため、ヤフオクで安価なフレームをひたすら探し続けました。
- 入手方法: ヤフオク(Yahoo!オークション)
- フレーム: メーカー不明のクロモリフレーム(詳細不明)
- 状態: ぱっと見は綺麗だが、ダブルレバー台座が潰れているという重大な欠陥あり。


いきなりのトラブルですが、これもDIYの醍醐味。「直せばいい」と腹を括り、プロジェクトはスタートしました。
パーツの選定と「互換性の沼」
手持ちのパーツと、新しく届いたフレーム。これらを組み合わせようとした時、初心者が必ずぶつかる壁が「規格の不一致」です。
手持ちの余りパーツ(資産)
コンポ: Shimano 2200系(8速時代のリアディレイラー、FDなど)


クランク: SR SUNTOUR(スクエアテーパー)

ブレーキ: メーカー不明キャリパー


新たに発覚した不足・不適合パーツ
フレームを確認すると、以下のパーツが新たに必要だと判明しました。
シートポスト径
一般的な27.2mmだと思いきや、まさかの26.0mm(0.2mmの差が入らない!)。

ブレーキ
現代のショートアーチではなく、ロングアーチが必要。

ヤフオク購入(PROMAX RC469):2,200円+598円(送料・手数料)
ケーブルガイド
BB下のガイドが欠品。

ヤフオク購入:308円
アウターストッパー
STIレバー化するために必須。

シルベストサイクル購入:1,060円
増えていく部品
「あるもので組む」はずが、泥沼のパーツ探しが始まりました。
DIYならではの加工とレストア
ポン付けできないなら、加工するしかありません。
フレームの穴あけ
ブレーキ取り付けナットが埋め込み式(沈頭ナット)に対応していなかったため、ドリルでフレームを拡張加工。

ネジ山修正
潰れていた台座を成形し、タップでネジ山を切り直し。


塗装ケア
中古特有のくすみを消すため、自動車用のガラスコーティングを施工。驚くほど艶が蘇りました。


組立工程(作業別リンク)
ここからは実際の組み付け作業です。各工程の詳細は、以下の個別記事で詳しく解説しています。 (※各工程をクリックすると詳細記事へ飛びます)
【BB】 固着防止のグリスアップと取り付けの基本

【ヘッド周り】 スレッドステムを「なんちゃってアヘッド」化する方法


【駆動系】 ディレイラー・クランク・チェーンの取り付け手順




【ブレーキ】 ロングアーチキャリパーの調整とケーブルルーティング


【仕上げ】 バーテープ巻きとポジション出し



完成と試乗:かかった費用と満足度
数ヶ月の期間を経て、ついにオリジナルロードバイクが完成しました。

最終的な費用感
当初は「余りパーツで0円」を目指していましたが、特殊な工具や規格違いのパーツ買い直しなどで、結局数万円の出費となりました。 「安く済ませる」という意味では失敗かもしれません。しかし、得られた経験値はプライスレスです。
実走インプレッション
組み上がったバイクで初ライドへ。 自分で組んだバイクが走る。変速が決まる。ブレーキが効く。 ただそれだけのことが、これほど感動的だとは思いませんでした。
まとめ:バラ完は「大人のプラモデル」
ロードバイクのバラ完は、決してハードルの低い趣味ではありません。 しかし、仕組みを理解し、トラブルを解決しながら一台を組み上げる過程は、「乗る」だけでは味わえない深い喜びがあります。
あなたもガレージの余りパーツをかき集めて、世界に一台だけのバイクを作ってみませんか?

